2013年06月16日

新しい無線LAN規格「802.11ac」対応した『AirMac Extreme』に注目!!

2013年6月11日に開催された「WWDC 2013」の基調講演で発表された製品で注目したいのが、新しくなった『AirMac Extreme』です。
Appleの製品としては「新しいMacBookAir」と共に初の、最新の Wi-Fi 規格「802.11ac」に対応していて、この規格は802.11nと比べて、理論上では7Gbpsに最大通信速度が伸びています。

AirMac Extremeの特徴.1


Apple製のアクセスポイントである『AirMac Extreme』が 802.11ac に対応したということは、今後発表される iPhoneやiPad/iPad mini も 802.11ac に対応する可能性が非常に高いです。

現在のiPhone/iPad/iPod touchで使える無線LANの種類は、802.11a・802.11b・802.11g・802.11n の4種類ですが、端末の種類によっては使える無線LANの種類に違いがあります。

新しい AirMac Extreme 電波

新しい無線LAN規格「802.11ac」の特徴は、4つ。

@電波範囲が広くなった
これまでは 20MHz や 40MHz でしたが、「802.11ac」では 80MHz になったので、1度により多くのデータをやり取りできます。

A一度に使う無線アンテナ数が増加
従来は4本まででしたが、「802.11ac」では8本まで使用可能。
一度に使えるアンテナ数が増えれば、1回の送受信データ量が増えます。

B新しい変調方式
データを電波で送りやすいように変換することを変調と呼びますが、この方法を見直して1つの信号に従来の約1.3倍のデータを入れられるようになっています。

C使用する電波を5GHzのみに制限。
これまで使われてきた「2.4GHz 帯」という電波に変わり、一般的にあまり使われていない「5GHz 帯」を使うことで、他の電波との干渉を少なくしています。
しかし、「802.11ac」を使って無線 LAN に接続できる範囲は、屋内や障害物が多い場所だと若干狭くなる場合があります。


『AirMac Extreme』には「ビームフォーミング」という機能があります。
一般常識として、Wi-Fiアクセスポイントの欠点としてポイントから離れるほど電波は弱くなっていきますが、この機能ではその欠点を回避できます。
『AirMac Extreme』が「802.11ac」に対応した端末の位置を検索・特定し、その端末めがけて信号を送信するので、自宅などでのWi-Fi通信が飛躍的に快適になる凄い機能です。

AirMac Extremeの特徴.2

新しい無線LAN規格「802.11ac」には、いくつか注意点があり、「802.11ac」には2つの種類があり、「Wave 1」と「Wave 2」という、2つの種類があります。
現在入手できる「802.11ac」対応デバイスのすべてが「Wave 1(第1世代)」になり、理論上の最大通信速度は約3.4Gbps。
「Wave 2(第2世代)」は2014年から対応製品が登場・増加予定で、理論上の最大通信速度は約7Gbpsになります。

最大通信速度は約7Gbpsですが、これは最高の条件がそろった場合のみの最高値です。
アクセスポイントや接続するデバイスに搭載されていて、なおかつ利用できるアンテナの数によっては、最大でも 300Mbps 以下になる場合があり、これはデータの送受信に利用するアンテナの数を増やすことでもその通信速度を上げているからです。

たとえ最大8本利用できても、実際に装備されていて利用できるアンテナの数が2本しかなければ最大約850Mbpsしか出せません。
利用できるアンテナの数で通信速度が変わるのは802.11nも同様の仕様です。

すでに第1世代「802.11ac」に対応している「Galaxy S4」や「AQUOS PHONE ZETA」「ARROWS NX」などが発売されていますが、今回Appleの無線LAN搭載製品である「AirMac Extreme」と「Time Capsule」も対応しました。
そして、iPhone5でWi-Fiの制御チップを供給するBroadcomは既に、後継機と思われる制御チップを発表しています。

なので、2013年秋に発表が予想される「iPhone5S」は、おそらく第1世代「802.11ac」に対応するものと考えられます。
しかし、iPhoneに多数のアンテナを搭載することは消費電力やスペースの増加に繋がります。
WWDC 2013 で発表された『AirMac Extreme』でさえ、搭載されているアンテナは3本と思われ、最大通信速度は1.3Gbpsです。
仮に「iPhone5S」が 「802.11ac」に対応したとしても、スペース・消費電力の増加を避けるため、アンテナ数は1〜2本になると考えられます。
そのため、通信速度は最大433〜867Mbpsになるのではないかと思われます。

現在のiPad・iPad miniも同社のチップを使っているため、第5世代iPadや第2世代iPad miniでも可能性は高いと思われます。

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posted by りんご電話 at 16:23 | Comment(0) | AirMac Extreme | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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